カジノの王様と呼ばれるバカラゲーム
カジノゲームと聞いても、意外と馴染みが無くルールもよく分からないという方は多いでしょう。
代表的なゲームの種類ならいくつか知っているという方でも、複雑なルールなどが多いと理解しきれていないことはよくあります。
しかしルールをよく理解して行えば、何時間でも遊べるほど嵌ってしまうゲームはいくつも存在しています。
そもそもカジノゲームが誕生した歴史を紐解いていくと、そのルーツは17世紀にまで遡ることになります。
17世紀からヨーロッパ各地に広がっていった、「カジノの女王」と呼ばれるルーレットがフランスに存在していたことから始まり、現在のゲームの発祥の地と言われているのです。
もともとは数学者であるパスカルという人物が確率の計算の為に発明したもので、現在のルーレットの原型であるとされています。
また、実際にギャンブルとして導入され始めたのは、パリの警察がより公平なギャンブルを市民に推進するためであったとも伝えられているのです。
こうしてフランスの市民に深く根付いていった文化であり、現在では世界中で多くのプレイヤーを生み出して広く親しまれています。
女王とまで呼ばれるルーレットゲームですが、あまり知られていない「カジノの王様」と呼ばれるゲームがあります。
それは「バカラ」と呼ばれるカードゲームのことです。
一般的なブラックジャックなどのトランプを使用したゲームとは少し違い、バカラはゲームの勝敗や決着スピードの速さが魅力のゲームと言えます。
カードゲームの中でもひと際スリリングな体験をできるのが特徴で、カードの合計数字の下一桁が「9」に近いプレイヤーが勝ちという非常にシンプルなものです。
一番の魅力は他とは一味違う決着スピードの速さで、カジノを多く経験してきた上級者に好まれる傾向にあります。
またアジア圏において最も人気のあるカジノゲームとしても有名です。
バカラの基本的なルールは、ディーラーが一定のルールに従って、先攻側と後攻側の2箇所にカードを2~3枚ずつ配っていきます。
配られたカードの合計数字をよく見て、下一桁が「9」に近いほうがこのゲームの勝者です。
プレイヤーは先攻側と後攻側のどちら側が勝利するかを予想して的中させる必要があります。
先攻側の人のことを「プレイヤー(PLAYER)」と呼び、後攻側の人のことを「バンカー(BANKER)」と呼ぶのが決まりで、両者引分けを予想する「タイ(TIE)」と呼ばれる場所に賭ける事も可能です。
カードの動向やそれぞれの表情などを見定めながら予想していくゲームなので、運だけではなく洞察力も問われるのが面白いところでしょう。
基本となるカードの数え方は、2~9まではそのままの数え方でA(エース)を「1点」とし、10の数字と「J・Q・K」の絵札のカードは「0点」と数えていきます。
注意しなければならないのが、普段のトランプゲームとは違って11や12等と数字を表現しないので混乱しないようにしておきましょう。
一般的なバカラゲームの進め方は、ディーラーが「place your bet(賭けてください)」と合図することで開始されます。
始まったと共にプレイヤー側はベッティングエリアにチップを賭けていき、ディーラーからの「no more bet(締め切りです)」の合図で賭けを終了させなくてはなりません。
ディーラー側は「プレイヤー」と「バンカー」それぞれにカードを2枚ずつ配り、勝負の行方は「プレイヤー対バンカー」の間で行われていきます。
最終的にカードの合計点数の下一桁が9に近いほうが勝ちとなるので、勝者の方に賭けていた人が賞金を手にすることができるルールです。
複雑なように見えて意外とシンプルなバカラゲームなので、基本のルールをよく理解した上で楽しい一時を過ごしてみてください。